オンラインカジノの本人確認とは?
オンラインカジノの本人確認は「KYC(Know Your Customer)」とも呼ばれ、顧客の個人情報を取得し、マネーロンダリングや詐欺などの被害を防ぐことを目的とした、オンラインカジノ側の義務のことです。
ただし、本人確認はユーザーにとってもハードルが高く、「個人情報を渡したくない」「写真や書類のやりとりが面倒臭い」といった問題があります。そこで、本人確認なしでも安全性が高い仮想通貨や、法定通貨(ドルや円など)の出入金でも低額の場合は、本人確認を不要とするカジノが存在します。
本人確認不要のオンラインカジノ
本人確認が不要なカジノは、大きく分けて「仮想通貨で遊べるカジノ」と「法定通貨の少額デポジットなら本人確認を免除しているカジノ」の二つがあります。以下がBonusFinderおすすめのKYC不要オンラインカジノです。
カジノ名 | 通貨 | ボーナス |
---|---|---|
ビットカジノ | 仮想通貨 | フリースピン100回分 & 最大10%のキャッシュリベート |
ビットスターズ | 仮想通貨 | 入金不要フリースピン、180回 フリースピン、最大¥10,000のボーナス |
ライブカジノアイオー | 仮想通貨 | ¥15,000のライブゲームへのベットで、¥2,500のフリーベット |
ベラジョンカジノ | 法定通貨(原則不要、出金時に確認あり) | ¥2,000 入金不要ボーナス、最大¥95,000のボーナス |
ミスティーノカジノ | 法定通貨(原則不要、出金時に確認あり) | ¥1,000 入金不要ボーナス、40回 フリースピン、60回 入金不要フリースピン |
ベラジョンカジノとミスティーノカジノが本人確認不要としている理由は、以下に解説しますが、端的に言うと「キュラソーライセンスのカジノだから」ということになります。
ライセンス別! 本人確認の必要性
基本的に、ライセンスの取得が難しく安全性が高いと言われているカジノほど、本人確認も厳しいです。以下が各ライセンスと本人確認の規定です。
ライセンス発行元 | 国/地域 | 本人確認のタイミング |
---|---|---|
英国ギャンブリングコミッション | イギリス | アカウント開設時 |
マルタゲーミング委員会 | マルタ | 出金または入金時 |
ジブラルタル規制委員会 | イギリス領ジブラルタル | 出金または入金時 |
キュラソーゲーミング管理局 | オランダ王国キュラソー | 推奨のみ(罰則なし) |
例えば、もっとも格式が高い『英国ギャンブリングコミッション』のライセンスを取得しているカジノでは、「アカウントの開設時に本人確認を完了させなければならない」という決まりがあります。
マルタやジブラルタルのライセンスは、アカウント開設では本人確認は不要ですが、「出金あるいは入金時に本人確認が必要」と定めています。
キュラソーのライセンスでは、本人確認は推奨されていますが、オンラインカジノがこれを無視しても罰則はありません。つまり、ライセンス剥奪などは行われないため、黙認されているのが実情です。ベラジョンカジノは、欧州向けには規制の厳しいマルタのライセンス、日本向けには規制が緩いキュラソーのライセンスを使い分けています。


ビットカジノの登録画面。「ユーザー名」のみで本名の登録も不要
なぜ?カジノのプレイに本人確認が必要な理由
そもそも、オンラインカジノやライセンスを発行する規制当局がユーザーの本人確認を義務付けているのには、以下のような理由があります。
- 未成年のギャンブルを防止する
- 問題のあるギャンブル行為を抑制する
- マネーロンダリングや詐欺を防止する
オンラインカジノにとって、本人確認は手間と人員が必要となるメンドウなプロセスですが、顧客の安全性を確保し、社会的な責任を果たすため、本人確認を徹底する必要があるのです。
本人確認不要カジノのメリットとデメリット
本人確認不要カジノの具体的なメリットとデメリットについて紹介します。結論から言うと、「少額でまずはカジノを試してみたい」という場合には、本人確認なしで遊んでみるのもおすすめです。
メリット① 出金が速い
本人確認不要のオンラインカジノは、「出金先のアカウント」が「カジノのアカウント」と一致していることなどを確認する必要がないため、出金のスピードが速いことが特徴です。
ただし後述するように、オンラインカジノ側での出金の処理が速いということは、不正ログインなどで出金申請が出された際にも、本人確認なしで出金が完了してしまうリスクがあるということは覚えておく必要があります。
メリット② 個人情報流出の危険性がない
個人情報を提出する必要がないということは、万が一オンラインカジノが不正アクセスなどの被害に遭った場合でも、インターネット上で個人情報が流出する可能性がありません。
もちろん、オンラインカジノが個人情報をしっかりと管理してくれれば問題はないのですが、ボーナス目当てで目新しいカジノに登録した場合など、のちほどカジノ自体が閉鎖してしまうことなども考えられます。
デメリット① ユーザー保護が疎かになる可能性がある
個人情報を確認することによって、各カジノは「本人以外のなりすまし出金」や、「アカウント乗っ取り」といった被害から、ユーザーを守りやすくなります。このことから、特に大きな金額で遊びたいユーザーは、本人確認を徹底してくれるオンラインカジノの方が安心感があります。
ただし、仮想通貨はブロックチェーン技術を利用しているため、本人確認なしでも安全な取引が可能とも言えるでしょう。
デメリット② 特典やボーナスが受け取れない
本人確認をしていないユーザーは、VIPランクの対象外となったり、リベートボーナスがもらえなかったりと、ボーナスや特典が貰えない場合が多いです。
例えば、誕生日ボーナスは、一つのカジノで継続して遊ぶVIPユーザーにとって嬉しいボーナスの一つです。そのような誕生日ボーナスも、本人確認をしていないとカジノは誕生日を知ることができないので、受け取ることができません。
デメリット③ お得意様グッズや賞品が受け取れない
物品の送付には、住所や氏名などの情報を紐付けた本人確認が必須となるため、本人確認をしていない、あるいは不要という場合には、カジノのプロモーショングッズやトーナメントの賞品などが受け取れないというデメリットがあります。
デメリット④ 入金や出金の限度額が低い
オンラインカジノとしては、本人確認を行っていない、個人を特定できない人物と大きな金額をやりとりすることはリスクになります。例えば、出金申請を行った人物が本人を装った「なりすまし」だとしても、判断ができません。動かす金額が大きいと、マネーロンダリング防止の観点からも、オンラインカジノ側に社会的責任が問われることになります。
以上のような理由から、本人確認不要のカジノでは入金や出金の限度額が低く設定されています。扱う金額が多くなると、カジノ側の判断で本人確認を求められる場合があります。
まとめ
デメリットも多く挙げましたが、やはり本人確認が不要なのは便利です。英国ライセンスを持つカジノのように、アカウント開設時に本人確認が必要だと、登録するのが面倒臭くなります。まずは少額で使い心地を試してみたいという場合に、本人確認不要のカジノは重宝します。
デポジットを増やすタイミングで本人確認を徹底する、あるいはライセンス側の規制が厳しいカジノに移るなど、賢くオンラインカジノを遊ぶことをおすすめします!
よくある質問
- 本人確認をしていなくても、税金の支払いは必要?
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納税が必要です。本人確認をしていない場合でも、所得の申請と納税の義務が発生します。
- 本人確認不要カジノは、複数アカウントを作成できる?
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1人で複数のアカウントを作成することはできません。個人情報を申告していない場合でも、端末や回線のIPアドレス、出金・入金元などから、個人で複数のアカウントを所有していることが発覚します。
- 本人確認不要カジノの登録に必要な情報は?
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ただし、本人確認が不要なカジノでも、メールアドレスは必要です。フリーアドレスで問題ないため、普段使いのメールアドレスか、カジノ専用のメールアドレスを用意しておきましょう。